cooking-laboratory~人生はご飯で出来ている~

毎日、キッチンで格闘している病人やアレルギー持ちのご飯作りについて書いているblogです。

糖尿病から腎症へ。 糖尿病は舐めてはいけないですよ。

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こんにちは、room609です。

 

本日は今、我が家で計算しなければいけなくなってしまった

糖尿病関連の話題です。

 

 

糖尿病とは

膵臓から出るインスリンの働きが悪く、血中にブドウ糖と言う糖が
増えてしまう病気でこの血糖が高いと血管を痛めてしまったりして

そこから沢山の余病に掛かってしまう病気です。

三大成人病などと言う名称で有名ですね。

 

 糖尿病は遺伝もする。

 体質遺伝と言うもので糖尿病の親や祖父母が居た場合に

糖尿になる確率が格段と上がります。

勿論、それ以外の糖尿病患者さんも居ますが

家族に糖尿病患者がいる場合は気を付けましょう。

 

我が家の場合はこの遺伝からくる糖尿病でした。

曾祖母と祖母が糖尿病だったので必然的に父親もなりました。

 

糖尿病の最初の頃は普通に暮らせる。

飲み薬などはありますし、治療は開始していますが

最初の頃は普通にご飯を食べたり飲み物も飲めます。

カロリー制限が付きますが1800calは食べれるので

この頃はサラダやこんにゃくでカサ増しをする程度。

外食などもカロリーさえ気にすればいいだけで楽でした。

 

糖尿病も中期に差し掛かると少し変わってくる。

糖尿病が少し進むと薬が増え、インスリン注射が始まりまして

血糖値の測定は勿論、血圧の測定も日課になって行きます。

この辺りで糖尿病患者にはあるあるらしい症状が出ます。

 

それは"食に対する異常なまでの執着心"です。

 

 最初の頃はカロリーを気にしていたのもあって間食は無かったのに

この頃から無意識に食べ物を貪る事が増えました。

人に注意されると本人には意識がないので逆ギレする事も。

また、お酒や甘いものをセーブする意識も薄れてしまって

インスリン注射の段階が一つ上がりました。

糖尿病後期、ついに制限がかなりきつくなった。

家族が止めても食事で管理しても相手は大人なので

勝手に外で好き放題食べたり、勝手に食べ物を貪るのを

100%止めるなんて事は出来ません。

無意識だとは言え、本人が意識して頑張らない限り無理です。

結果、糖尿病から来る腎症となりました。

 

こうなると制限は更に厳しくなります。

たんぱく40g、塩分は7gから6gへ。カリウムは2000mg、水分は一日1.2L以下。

 この水分の中には料理で使う分も含まれています。

つまり、飲み物として取れるのはもっと少ないんです。

 

他にもカリウムが高いのでバナナなどの果物は食べられないし

野菜類はカリウム対策で生では食べられません。

魚や肉も手のひらを基準にして8割くらいの大きさ。

全部薄味なのは勿論のこと、好き勝手していたおやつも無しです。

がぶがぶと飲みまくっていた炭酸などのジュース類もダメですし

 果汁の多いゼリーや100%ジュースもダメ。

 

 

そこまで制限がついても食べ物に対する執着は減らず。

 

計算上、これ以上おかずを増やせないというのに

たったこれだけしか無いのかと文句が出る。

自分が好き勝手した結果であり、これ以上進むと最悪のケースが。

なので意地でも食べ物を周りから排除していたんですが

まだ小さい孫(1歳から4歳)を利用してでもおやつに手をつける始末。

 

この先に待つのは腎不全の末期で透析コースです。

 

食べたくても食べられない日常に突入したいのか!!と

孫の為に長生きしろ!!と日々大騒ぎでございます。

 

 

糖尿病とは本人もでしょうが周りでサポートする家族もシンドいんです。

本人が意識してちゃんと医師や栄養士の指導に従わないと

最終的に辛いのは自分だという事、余病の怖さをもっと理解して

食べ物への執着と戦ってほしいと思います。

 

それに治療費も物凄い高いですからね。

 

以上、現状の報告でした。